【2024年最新】Dominion capital strategies(ドミニオン・キャピタル・ストラテジーズ)の会社概要と商品情報を徹底解説

オフショア投資の候補として、ここ数年でアジアマーケットへ台頭したDominion capital strategies(以下ドミニオン)

2004年創業と歴史は浅いですが、設立当初よりオフショア地域であるガーンジー島に籍を構え、まさにオフショア投資のためのファンド機関といっても過言ではありません
手数料が比較的低く設定されており、初心者でも手を出しやすい投資候補の一つです。この記事ではドミニオンの概要、商品の口コミ・評判などを解説いたします!

目次

ドミニオン 沿革

2004年英国王室属領のガーンジー島にDominion Group & Dominion Fund Management Limitedを設立
※オペレーションはスイスにて行う
親会社は Pro trust Financial Services Groups AG
2007年ガーンジー籍のファンド:DGT Luxury Fund を開始
2010年オペレーションをスイスからガーンジー島へ移動
ドミニオン ファンドマネジメント(DFML)設立
ガーンジー島金融サービス委員会(GFSC)の認可を取得
2012年ドミニオン アセットマネジメント(DAML)設立
Dominion Investment AnalyticsチームがDAMLへ移籍英国金融
行為監査機構(FCA)の認可を受ける
DGT Managed Fund(マルタ籍)開始
DGT Luxury Fund もマルタへ移籍
2014年DGT E-Commerce Fund開始(マルタ籍)
2017年ドミニオングループを親会社から買収(独立)
Dominion CS Group Limited ガーンジー島に設立
2018年ドミニオン キャピタルストタテジー(DCS)と同社の商品がガーンジー金融サービス委員会の認可取得
南米マーケットへ展開開始
2020年アジアマーケットへ展開開始

前身であるDominion Group & Dominion Fund Management Limitedが設立されたのは2004年、アジアマーケットへ進出したのは2020年と比較的新しい会社ですので馴染みがない人も多いかと思います。

しかしながら、設立から20年余りで名だたる投資会社と肩を並べていますので、まさに新進気鋭です!

スタンダード&プアーズ(S&P)の格付はAA-

ドミニオンは国際的な格付け機関のひとつスタンダード&プアーズでAA-の評価を受けています

この評価はとても高く、日本ではトヨタ自動車株式会社(Toyota Motor Corporation)、三菱商事株式会社(Mitsubishi Corporation)、三井物産株式会社(Mitsui & Co., Ltd.)、野村ホールディングス株式会社(Nomura Holdings, Inc.)、日本製鉄株式会社(Nippon Steel Corporation)と、名だたる企業が同様の評価を受けていることからもドミニオンへの信頼性を裏付けています。

ドミニオンの取扱商品

ドミニオンで積立投資をする場合、以下2つの選択肢があります。

  • 積立投資「My : Savings Strategy ®(マイ・セービング・ストラテジー )
  • 一括投資「MyInvestment Strategy ®(マイ・インベストメント・ストラテジー)

それぞれの商品特徴をご紹介していきます!

手数料が安いMy : Savings Strategy ®(マイ・セービング・ストラテジー )

ドミニオンの主力商品は積立投資商品であるMy : Savings Strategy ®(マイ・セービング・ストラテジー 以下MSS)です。

MSSは他の海外積立商品と同様、初期ユニットとファンドユニットから構成される投資信託になりますが、ドミニオンがオフショア投資会社の中でも手数料が低いと言われている所以はこのMSSにあります。

商品概要

投資タイプファンドオブファンズ型
最低積立額USドル250/月
契約期間5年〜20年(1年刻みで設定可能)
初期口座期間2年間
プラン手数料(セットアップ費)25USドル
積立手数料(初期口座時に全て支払う)投資年数による ※下表参照
信託報酬(ファンド管理費)なし
ボーナス・ロイヤリティなし

MSS積立手数料

契約年数年間管理手数料
5年2.65%
6年2.15%
7年1.85%
8年1.65%
9年1.50%
10年1.35%
11年1.23%
12年1.17%
13~14年1.16%
15年以降1.15%

オフショア積立投資として有名なインベスターズトラスト(ITA)の場合の年間手数料は約2.5%、RL360°の場合は年間手数料は約3%です一方、ドミニオンのMSSで海外積立投資をする場合、手数料率は年1.15~2.65%です。※積立年数によって手数料率は異なります。

これは、ドミニオンがファンドプラットフォームなのに対しITAやRL360°は保険会社であることにも起因しています。保険会社は死亡保障や、自社のソルベンシーマージン比率の問題があるのである程度高コストにせざるを得ないところがあり、手数料が割高になってしまう、という側面があります。

なお、MSSの年間手数料は毎年支払うのではなく、最初の2年間(初期ユニット)で全ての手数料を支払う仕組みです。そのため、積立期間の最初の2年間は資産が貯まりにくいことを留意しておきましょう。


その他の手数料はセットアップ費用として25米ドル(約2,500円)のみで他に発生しません。スイッチング、引き出し、停止における手数料もありません。

また、積立投資では通常、資産残高に対して年間手数料を支払うため、運用益に応じて手数料の金額も大きくなりますが、ドミニオンの場合は資産残高ではなく投資金額が手数料計算の基準になるため、他のオフショア投資機関に比べて手数料が低くなります

なお、MSSでは仮に初期ユニット期間中2年以内に解約しても償還金を受け取ることができます。通常、積立投資では初期口座期間中の解約では1円も戻ってこない商品が多いので、この点もMSSのメリットの1つです。

一括投資 My : Investment Strategy ®(マイ・インベストメント・ストラテジー)

オフショア投資では一般的に積立投資がメインですが、ドミニオンの場合、一括投資によってファンドへ投資することができます。10,000米ドル(約100万円)が最低投資額であり、オフショア投資の中では低い金額にて一括投資できます。

MSS同様、セットアップ費用として25米ドル(約2,500円)がかかりますが、一括投資であるためMSSとは支払い方法が異なります。最初の5年間は拠出金に対して年1.6%(5年合計だと8%)の手数料が発生し、6年目以降は口座価値に対し年1%の手数料になります。なお、5年以内に解約した場合は早期解約手数料が発生します。

商品概要

投資タイプファンドオブファンズ型
最低一括拠出額10,000USドル
契約期間5年以上
プラン手数料(セットアップ費)25USドル
積立手数料(初期口座時に全て支払う)最初の5年間は拠出金に対して年1.6%
6年目以降は口座価値に対し年1%
信託報酬(ファンド管理費)なし
ボーナス・ロイヤリティなし

元本確保プログラム Protected Investment Portfolio

ドミニオンは(Protected Investment Portfolio 以下PIP)という元本保護を重視するオプションを提供しています。PIPは保険契約による保護や、オプション取引などのデリバティブ戦略により、市場の下落や不利な状況においても元本を一定の範囲で確保しようとします。

なお、PIPが確保する対象の資産は最高値を起点として80%の資産です。
例えば100の資産を保有している時はPIPの確保対象はその80%の80になりますが、その後資産運用によってその価値が200になった場合、確保対象は160になります。

ゆえにPIPは、リスク回避を重視する投資家や、長期的な安定性を求める投資家にとって魅力的な選択肢となりますが、利用には年1%の手数料が必要なこと、また市場の変動に対して完全な保護を提供するわけではないことを留意しておきましょう。

ファンドの自由選択

ドミニオンの商品を契約する場合、自分でポートフォリオを組む必要があります。リサーチなどの手間はありますが、運用会社に信託報酬を支払う必要がないというメリットもあります。ただし、ポートフォリオ作成の際には、仲介業者やIFAなど適切なアドバイザーに相談の上、選択するようにしましょう。

なお、ファンドは途中でスイッチングすることも可能です。選択できるファンド(FoF)は、全てドミニオンのファンドです。ここで手数料が取れるためプラットフォーム使用料は安く設定できていると思われます。

その他商品一覧

こちらの企業情報ページより、ドミニオンの取扱商品一覧をご確認いただけます。
また、INVEEKよりお申込み可能な商品をご紹介していますので、あわせてご覧ください。

ドミニオンの取扱商品はコチラ

ドミニオンの評判・口コミは?

ドミニオンの評判について調査したところ、下記のようなコメントが見られました!

オフショア金融機関の中では、非常に手数料の低い投資会社としてドミニオン・キャピタル・ストラテジーの評判は優れています。手数料が低いため、海外積立投資によって年利13~15%以上のオフショア投資をしたい場合、ドミニオンの利用が最適です。

https://kaigai-tsumitate.com/dominion.html

DOMINION CAPITALのProtected Investment Portfolioはファンドオブファンズ型の積立商品に付与されるサービスで、時価総額に対して手数料1%を支払う事で「過去の最高運用時価総額の80%が保証される」ようになっている。日本人が好みそうな元本確保型商品だが、そのスキームをしっかりと理解すれば契約する価値があると思う。

https://investor-brain.com/archives/10079

申し込みはオンラインですべて完結できます。自分の資産もオンライン上で24時間確認することができます。

https://yappy-global-lab.com/dominion/#index_id3

ドミニオンの商品は手数料が比較的明確で低く設定されているため、ポジティブな口コミが多いです。また、新しい会社が故にオンラインで契約が完結できる点もオフショア投資を検討する上での大きなメリットと言えるでしょう。

一方、いくつか留意点もありますので、あえてご紹介していきます!

ファンドオブファンズなので、見えないコストがかかってくる。また、ダイレクトファンド(直接市場にあるファンド)よりも相場が上昇時にリターンが取りづらい

https://media.k2-assurance.com/archives/1543

※『ファンドオブファンズ』とは・・・
ファンドオブファンズとは、複数の投資信託を投資対象とする投資信託のことです。通常の投資信託は株や債券などに投資しますが、ファンドオブファンズは複数の投資信託が投資対象です。投資信託に投資する投資信託、という意味からファンドオブファンズと呼ばれています。

SMBC日興証券「初めてでもわかりやすい用語集」より

まだ設立して歴史が浅いためサポート体制が不十分だと感じております。ドミニオンのプラットフォーム上の日本語が表記がおかしかったり、ドミニオンへ直接のお問い合わせはすべて英語だったりと少し不便な部分があります。

https://note.com/yusu1987/n/n149f4cc367ad#Q5N0Z

口コミまとめ

ファンドオブファンズという仕組みに対する注意点と、サポート体制の不十分さを指摘する口コミが見られました!
また、歴史が浅いため・・という投稿にもある通り、他の投資会社に比べ歴史が浅いこと自体を不安視する投稿も見られます。これらの留意点を踏まえ、検討することをおススメいたします!

まとめ

2020年にアジアマーケット進出したドミニオンですが、既に歴史ある積立投資期間を比較されるほどの人気と実績があります。

シンプルな商品体系や手数料の低さが好まれる大きな理由になっているようですが、独自の元本確保プログラムやオンラインで契約締結が出来る点など、新興企業ならではの取り組みも評価されています。一方で、完全オンライン化の仕組みは日本人投資家にとっては不便と感じるところもあるようです。

ドミニオンの商品契約にあたっては自身でポートフォリオを組む必要があることからも、信頼できるアドバイザーに相談のうえ、検討することをおススメします!

ドミニオンについてご検討の方は、INVEEKまでお気軽にお問い合わせください。

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